蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
いまだ疑いを拭い去れない二人に。
「少しショッキングなものを見せようか」
夏彦は自分の左腕を見せる。
「!!!!」
二の腕に刻み込まれた、醜悪な傷。
赤みが差し、肉が盛り上がり、その傷が深かった事を物語る。
「以前ウェンディと交戦した時に、斬りつけられた傷だ…彼女の持っている『ククリナイフ』という特殊なナイフだったが」
ククリナイフとは『湾刀』に分類される刀剣で、湾曲した刀身の短弧側に刃を持つ『内反り』と呼ばれる様式の刃物である。
大きな特徴は『く』の字型の刀身。
丁度ブーメランに刃が付いていると考えれば分かりやすいか。
「これだけの傷を笑いながら刻み込む…ウェンディはそんな殺人鬼だ」
夏彦は神妙な顔で言った。
「少しショッキングなものを見せようか」
夏彦は自分の左腕を見せる。
「!!!!」
二の腕に刻み込まれた、醜悪な傷。
赤みが差し、肉が盛り上がり、その傷が深かった事を物語る。
「以前ウェンディと交戦した時に、斬りつけられた傷だ…彼女の持っている『ククリナイフ』という特殊なナイフだったが」
ククリナイフとは『湾刀』に分類される刀剣で、湾曲した刀身の短弧側に刃を持つ『内反り』と呼ばれる様式の刃物である。
大きな特徴は『く』の字型の刀身。
丁度ブーメランに刃が付いていると考えれば分かりやすいか。
「これだけの傷を笑いながら刻み込む…ウェンディはそんな殺人鬼だ」
夏彦は神妙な顔で言った。