蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
「…撃った事があるんだって?お前…」
再び視線を落とし、エンジンルームを弄る省吾。
「SATでバスジャック犯の制圧中に乗客の女の子を誤射して死亡させる…腕が悪いとかそういう問題じゃない…」
「……雛罌粟から聞いたのか…あの野郎…ベラベラ喋りやがって」
舌打ちする耕介。
「誤射なんて戦場じゃよくある話だ。中には敵兵を仕留める為に民間人だと分かってて纏めて撃つ奴もいる…だがそんな奴だって、ケロッとした顔してまた戦場に出て行く…お前みたいに苦悩する事なく」
再び視線を落とし、エンジンルームを弄る省吾。
「SATでバスジャック犯の制圧中に乗客の女の子を誤射して死亡させる…腕が悪いとかそういう問題じゃない…」
「……雛罌粟から聞いたのか…あの野郎…ベラベラ喋りやがって」
舌打ちする耕介。
「誤射なんて戦場じゃよくある話だ。中には敵兵を仕留める為に民間人だと分かってて纏めて撃つ奴もいる…だがそんな奴だって、ケロッとした顔してまた戦場に出て行く…お前みたいに苦悩する事なく」