蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
と。

「こんにちはぁ」

探偵事務所のドアが開き、冴子、俊平、雛罌粟の三人が入ってくる。

「あ…」

噂の本人登場。

更に赤くなる夏彦。

「…探偵さん、いないんですか…?」

抑揚なく呟く雛罌粟。

「石動君の夏休みの宿題をやっつけようと思って、この場所を借りに来たんで…す?」

言いかけた冴子は。

「きゃあぁあぁぁあぁぁっ!」

ソファの付近に落ちている『それ』に気付く。

「わ、私の下着っっっ!」

「え゛っ!」

驚く夏彦。

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