蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
潜むのは邪悪なもの
浴室を出た一行は、耕介を先頭に廊下を歩く。
「ね、ねぇ、雛罌粟さんを助ける方法を考えなくていいの?雛罌粟さん攫われたのに…」
冴子が言うが。
「なぁに…攫った奴は雛罌粟を殺したりはしねぇ」
コンクリートの壁を指先で丁寧になぞりながら耕介は言う。
「数メートルの深さのバスタブなんて手の込んだもの作る奴だ…ただ俺達を殺すだけの目的でこの建物に監禁するんなら、もっと手っ取り早く殺してる筈だ…まぁ雛罌粟を犯すくらいはしてるかもしれねぇが…」
ニヤリと笑う耕介。
「雛罌粟(アイツ)はそういうシチュに燃えるタイプだからな…悦びこそしてるが、レイプされたって犬に噛まれた程度にも感じねぇだろうよ」
雛罌粟の性癖を熟知した発言である。
「ね、ねぇ、雛罌粟さんを助ける方法を考えなくていいの?雛罌粟さん攫われたのに…」
冴子が言うが。
「なぁに…攫った奴は雛罌粟を殺したりはしねぇ」
コンクリートの壁を指先で丁寧になぞりながら耕介は言う。
「数メートルの深さのバスタブなんて手の込んだもの作る奴だ…ただ俺達を殺すだけの目的でこの建物に監禁するんなら、もっと手っ取り早く殺してる筈だ…まぁ雛罌粟を犯すくらいはしてるかもしれねぇが…」
ニヤリと笑う耕介。
「雛罌粟(アイツ)はそういうシチュに燃えるタイプだからな…悦びこそしてるが、レイプされたって犬に噛まれた程度にも感じねぇだろうよ」
雛罌粟の性癖を熟知した発言である。