蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
まぁ、こう暑いと仕事を放棄してバカンスを愉しみたいという気持ちもわからなくもない。

「じゃあ待ってて下さい…水着準備します…」

立ち上がる雛罌粟。

豊満なボディの彼女なら、グラビアアイドル級の水着姿が拝める事だろう。

「僕も冴子さん誘ってみます」

冴子は生徒会の仕事をしていると言っていたのではないのか、俊平。

「何ついてくる気満々なんだてめぇら、来んな」

顔を顰める耕介だが。

「ズルイですよ、蓮杖さんだけビーチでバカンスなんて」

「ビキニ姿見せてあげますよ…サービスしますから…」

「う…むぅ…」

二人にこう言われては…特に雛罌粟の発言には心揺らいでしまう。

< 85 / 440 >

この作品をシェア

pagetop