ブラコン。

「ゴッ――!? う、うん。つけてる、ちゃんと」


 デキちゃったらまだ責任とれないし、と、はにかみながら言うユウを見て、ひとり置いて行かれた気分だった。


 ユウはとっくに成長して、俺だけユウにすがりついていた。


 分かっていた、でも分かりたくなかった。


「兄ちゃん元気ないね」


 ユウの初めてをもらったの、俺なのに。



 今じゃワケわかんねークソ女と毎日ヤってんの?
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