ブラコン。


 今まで招かなかっただけで、数え切れないくらい彼女がいたんだよ。


 別にヤれればそれでいいんだけど。



 兄ちゃんにはユウがいるからね。


 でも気まぐれで、彼女を呼ぶことにしたんだ。


「兄ちゃん彼女連れてくるんだ。ユウはいつも通りみんなでご飯食べてくれればいいんだよ」


「イヤだ! 俺は今日ご飯いらない!」


「ユウ……?」


 掴んでいた俺の袖を乱暴に離し、ユウはそっぽを向いてしまった。

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