ダーリンは12歳年下~遠恋の果てに~
あたしはムズムズしていた。
なんだかあたしだけ時代の波に乗れてない!
みんなは相変わらず、チャットしながら携帯でも電話して楽しんでるし!
もう限界だった。
口論になって殴られる事も覚悟して、携帯ショップに足を運んだ。
そして遂に念願の携帯電話をゲット!
もちろん、その後の夫との口論と暴力は避ける事ができなかったけど…
それでも、なんとか解約されることもなく、ほとぼりが冷めた。
『ゆうタンの声、好き』
ドキドキしながらそう言ったけ。
そうして、電話やチャットで話したり、手紙を送りあったりしてるうちに、あたし達はどんどんと心が惹かれあっていった。