ダーリンは12歳年下~遠恋の果てに~
離婚して暫くしてから元夫は、妊娠したキャバクラの女の子と再婚したと、元夫の母親から電話で告げられました。
以前、あたしが
『この子と旦那が結ばれますように』
そう祈ったあのプリクラの女性だった。
『新しいお嫁さんところはご両親が資産家で、新婚旅行のハワイに私とお父さんも招待してもらったのよ~』
元夫の母親はうれしそうにあたしに話す。
『あなたは母子家庭で大変になるだろうけどがんばってね。』
なに言ってんだろこの人?…
そんな他人事みたいな言い方。
あたしと元夫との子供はあんたの孫でしょ。
離婚した息子の子供はお払い箱ですか?
だけどもあたしはそんな事を聞かされても、痛くもかゆくもなかった。
あっそ。
あきれ返って怒りも何も感じなかった。
結局、慰謝料も養育費も一切もらう事はありませんでした。
…というより、もらう気すら無かった。
あたしは何があっても絶対誰にも頼らない。
絶対ひとりで娘を守り通す。
それしか考えてなかった。
そんな頃、ゆうタンのうわさを耳にしたのでした…