Sparkly days
「あと5秒で来なきゃ置いていくから」

「え、5秒!?無理だって!」

「5・4」

無理だって言ってるのにタカはカウントをし始める。

「わー!待ってー!!」

あたしは急いで準備をするけど、タカはその間も容赦なくカウントしている。

「3・2・1……。先行くから」

「タカー!」

数え終わるとタカは先に歩き始めてしまった。

「大変だね、リク」

隣にいたヨリちゃんが困ったように笑っていた。

「うー、じゃあ冬休みにね」

「早く行かないとタカ君行っちゃうよ」

「わかってるー。タカ、待ってー!」

ヨリちゃんや皆に別れを告げて、教室を飛び出した。



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