[完]俺様くんがスキなんです!!
「うぅー……うわーん」

私はあることを思い出してまた叫び泣い始めた。

「美紅!?大丈夫か?どうした!?」

心配そうに私を見ている風磨。

「風磨ぁーーグスッ……うぅー風磨ぁー」

私は何故かずっと風磨の名前をずっと呼んでいた。

ーギュッ

え……?

急にさっきと同じ温かい何かに包まれた。

それは甘い香水とコーヒーの匂いが混じった香りとシャンプーの香りがした。

「大丈夫だから……な?」

頭上からは優しい風磨の声。

私風磨に抱きしめられてるんだ……。

「うぅー風磨……どうしよう……」

もっともっと風磨のこと好きになっちゃうよ……。

ねぇ……風磨は私の隣に居てくれますか?

そんな不安を消すように風磨は私の頭をポンポンと撫でながら「大丈夫だから」そう言って私を抱きしめてくれた。
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