[完]俺様くんがスキなんです!!
「私ね、風磨に出会った日に彼氏と別れたんだ」
泣き止んだ私は風磨に思い出してしまったことを話すことにした。
「その日デートだったんだけど電車が事故で遅れちゃって」
あの日の話しを全て話そう。
私を助けてくれたのは風磨なんだから。
「待ち合わせ場所に行ったら知らない女の人が居てね?彼氏と腕組んでて……一緒にラブホ行くとか言ってて……私ともやったことないのにと思って彼氏の前に出たの」
何故か手が震えている。
ーギュッ
その手を安心させるように風磨は私の手を握ってくれる。
「……その時いきなり私のこと好きじゃないとか言い出してきたの……それで何で付き合ってたのって聞いたら……やるためだって言われて……私から振ってやったんだ」
私は風磨の顔を見てニコッと笑う。
「俺の前では無理すんな」
「え……?」
「無理して笑うな」
そう言って風磨は私の頭を優しく撫でてくれる。
めっちゃ泣きそうになるんだけど……
不意打ちとかズルい……ズル過ぎる。
「わかった……でもね、今は何かスッキリしてるから笑えるんだ」
「ならいい」
「私ね、風磨に感謝してるの」
「俺?」
風磨は驚いて目を大きく見開いている。
「私、風磨がいなかったら今も泣いてたからさ」
「……」
「ありがとう」
ペコッと頭を下げて風磨にお礼をする。
泣き止んだ私は風磨に思い出してしまったことを話すことにした。
「その日デートだったんだけど電車が事故で遅れちゃって」
あの日の話しを全て話そう。
私を助けてくれたのは風磨なんだから。
「待ち合わせ場所に行ったら知らない女の人が居てね?彼氏と腕組んでて……一緒にラブホ行くとか言ってて……私ともやったことないのにと思って彼氏の前に出たの」
何故か手が震えている。
ーギュッ
その手を安心させるように風磨は私の手を握ってくれる。
「……その時いきなり私のこと好きじゃないとか言い出してきたの……それで何で付き合ってたのって聞いたら……やるためだって言われて……私から振ってやったんだ」
私は風磨の顔を見てニコッと笑う。
「俺の前では無理すんな」
「え……?」
「無理して笑うな」
そう言って風磨は私の頭を優しく撫でてくれる。
めっちゃ泣きそうになるんだけど……
不意打ちとかズルい……ズル過ぎる。
「わかった……でもね、今は何かスッキリしてるから笑えるんだ」
「ならいい」
「私ね、風磨に感謝してるの」
「俺?」
風磨は驚いて目を大きく見開いている。
「私、風磨がいなかったら今も泣いてたからさ」
「……」
「ありがとう」
ペコッと頭を下げて風磨にお礼をする。