[完]俺様くんがスキなんです!!
「お前はどうなんだよ?」
「え……?」

ゆっくり顔をあげる美紅。

「俺の事好きなのか?」

あー……
聞かなきゃよかった……

後でめっちゃ後悔すんのに……

美紅は俺なんか……

「……き……」
「え?」
「好き……なの……」

美紅が涙目で確かにそう言った。

ーグイッ

俺は美紅を立ち上げた。

「なら簡単じゃねーか」
「……簡単……?」

俺は美紅をしっかりと見つめる。

美紅は俺を不思議そうに見つめている。

「俺達付き合えばいいじゃん」
「……え……?」

俺は美紅の頬に触れながら

「……付き合ってくれよ」

美紅の目をしっかり見てそう言った。

「……うん///」

顔を赤くさせながら美紅はそう答えた。


そして俺達はどちらからともなくキスをした。

ーバーン

俺達の後ろではクライマックスの花火が打ち上げられていた。

俺達を祝福するように……。




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