[完]俺様くんがスキなんです!!
「はい!?///」

いきなり言い出した言葉はそんなこと……

だって……意識しちゃうよ嫌でも……

「違うの?」
「ち、違うよ……」
「へー……」

ゆっくりと私から離れて行く風磨。

まだ私の心臓は爆発寸前……

しかもさっきからあの映画が頭の中でぐるぐる回る。

ダメだ……まともに風磨の顔見れない……

「ちょっと私トイレ借りてくるね」

私は逃げるように部屋から出ようとすると……

ーグイッ

「キャ!!」

私の腕は風磨につかまれて今は風磨の腕の中。

「ふ、風磨……?」
「逃げようとしてんだろ?」
「へ?」

バ、バレてる……?

「本当は意識しちゃってんだろ?俺のこと」

そう耳元で囁かれて私の顔は一気に熱を持つ。

ヤバいよ……私どうなっちゃうの……?

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