[完]俺様くんがスキなんです!!
「ま、いっか。今日のデートプランもよくわかったし……」
「……は?」
まさかこいつ……俺達の後をずっと追っていたのか!?
「風磨くんはそこそこ強いってこともわかったし……僕も強くならないとねー……」
陸人はそれから美紅に視線を変えた。
「美紅が選ぶのは……どっちかなー……」
なんてことを残して陸人達は俺達の前から消え去った。
_____________
「美紅立てるか?」
「うん……」
それから俺は美紅を起こして俺の腕の中に入れる。
「ごめん……」
「なんで謝んだよ……」
「だって……風磨関係ないの……ん……」
俺はいつの間にか美紅の口を塞いでいた。
何も言わせないように……
「帰るか……」
「うん……」
俺達は手も繋がずに水族館を後にした。
__________
「おじゃまします……」
それから俺達は俺の家に帰ってきた。
美紅は今日も俺の家で泊まることになった。
「……」
「……」
どちらも喋らずしばらく沈黙が続く……
「あのね……」
沈黙を破ったのは美紅だった。
「トイレ行ったら何されたと思う?」
「……は?」
美紅のいきなりの質問にそんな声がこぼれる。
「何って……何が?」
「……私トイレ入ってる間長いって思わなかった?」
「思ったけど?」
俺の頭の中に嫌な予感が生まれる。
「私トイレ済ませて外出たら……」
「……出たら?」
俺は思わず固唾を飲み込む。
「いきなり囲まれてあいつの前に連れてかれた……」
「……は?」
まさかこいつ……俺達の後をずっと追っていたのか!?
「風磨くんはそこそこ強いってこともわかったし……僕も強くならないとねー……」
陸人はそれから美紅に視線を変えた。
「美紅が選ぶのは……どっちかなー……」
なんてことを残して陸人達は俺達の前から消え去った。
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「美紅立てるか?」
「うん……」
それから俺は美紅を起こして俺の腕の中に入れる。
「ごめん……」
「なんで謝んだよ……」
「だって……風磨関係ないの……ん……」
俺はいつの間にか美紅の口を塞いでいた。
何も言わせないように……
「帰るか……」
「うん……」
俺達は手も繋がずに水族館を後にした。
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「おじゃまします……」
それから俺達は俺の家に帰ってきた。
美紅は今日も俺の家で泊まることになった。
「……」
「……」
どちらも喋らずしばらく沈黙が続く……
「あのね……」
沈黙を破ったのは美紅だった。
「トイレ行ったら何されたと思う?」
「……は?」
美紅のいきなりの質問にそんな声がこぼれる。
「何って……何が?」
「……私トイレ入ってる間長いって思わなかった?」
「思ったけど?」
俺の頭の中に嫌な予感が生まれる。
「私トイレ済ませて外出たら……」
「……出たら?」
俺は思わず固唾を飲み込む。
「いきなり囲まれてあいつの前に連れてかれた……」