[完]俺様くんがスキなんです!!
「あ、健人だ♪もしもしー?」
嬉しそうに電話を取る留衣。
恋する乙女だなーと思って微笑ましくみていると……
「え!?どういうこと!?」
留衣の幸せそうな顔が一気に急変した。
「うん、うん……わかった」
留衣は複雑そうな顔をして電話を切った。
「どうかしたの?」
「美紅……今すぐ名残橋に向かって?」
……名残橋……?
名残橋とはここから約1キロ離れた小さな橋。
「どうして?」
「……そこに風磨くんと陸人がいるって……」
「え……?」
私は息を詰めらせた。
何であの二人が?
あの二人って接点あったっけ……
いや、きっとないはず……
なら、どうして?
「美紅いかなくていいの?」
留衣はいつになく真剣で恐ろしいくらい怖い顔をして私に聞いてくる。
「え?……行くってどうして?」
私何か関係あるの……?
「何言ってんの!?美紅の為にあの二人会うんでしょ!!」
「……え?」
私の為……?
「美紅このままでいいの?風磨くんとこのままずーっと何も解決しなくていいの?風磨くん美紅の為に会いたくない陸人に会うのに……風磨くんが可哀想だよ!!」
「ちょっと待って……風磨がどうして私の為に陸人に会いに行くの?」
「本当鈍感にも程があるよ!!もう!!美紅のことが好きだからに決まってるでしょ!?」
「……え?」
風磨が私のこと好き……?
ありえないよ……だって私酷いことしたんだよ?
そんなことして風磨が私のこと信じられるなんてこと無理だよ……
「美紅がつらかった時隣にいてくれたのは誰?陸人?私?違うでしょ!!美紅の隣にはいつも風磨くんがいたんじゃないの!?陸人と別れた時だってそうでしょ?出会ったことなかったのに声を掛けてくれたのは風磨くんでしょ?なのに……なのに美紅は風磨くんを裏切るの!?」
そう言った留衣の目からはボロボロとたくさんの涙が落ちていた。
嬉しそうに電話を取る留衣。
恋する乙女だなーと思って微笑ましくみていると……
「え!?どういうこと!?」
留衣の幸せそうな顔が一気に急変した。
「うん、うん……わかった」
留衣は複雑そうな顔をして電話を切った。
「どうかしたの?」
「美紅……今すぐ名残橋に向かって?」
……名残橋……?
名残橋とはここから約1キロ離れた小さな橋。
「どうして?」
「……そこに風磨くんと陸人がいるって……」
「え……?」
私は息を詰めらせた。
何であの二人が?
あの二人って接点あったっけ……
いや、きっとないはず……
なら、どうして?
「美紅いかなくていいの?」
留衣はいつになく真剣で恐ろしいくらい怖い顔をして私に聞いてくる。
「え?……行くってどうして?」
私何か関係あるの……?
「何言ってんの!?美紅の為にあの二人会うんでしょ!!」
「……え?」
私の為……?
「美紅このままでいいの?風磨くんとこのままずーっと何も解決しなくていいの?風磨くん美紅の為に会いたくない陸人に会うのに……風磨くんが可哀想だよ!!」
「ちょっと待って……風磨がどうして私の為に陸人に会いに行くの?」
「本当鈍感にも程があるよ!!もう!!美紅のことが好きだからに決まってるでしょ!?」
「……え?」
風磨が私のこと好き……?
ありえないよ……だって私酷いことしたんだよ?
そんなことして風磨が私のこと信じられるなんてこと無理だよ……
「美紅がつらかった時隣にいてくれたのは誰?陸人?私?違うでしょ!!美紅の隣にはいつも風磨くんがいたんじゃないの!?陸人と別れた時だってそうでしょ?出会ったことなかったのに声を掛けてくれたのは風磨くんでしょ?なのに……なのに美紅は風磨くんを裏切るの!?」
そう言った留衣の目からはボロボロとたくさんの涙が落ちていた。