[完]俺様くんがスキなんです!!

未来~風磨side~

「おかえりなさい」
「……珍しいな帰ってくるって言い出すなんて」
「……あぁ」
「まぁ、いいじゃない。さ、ご飯出来てるから一緒に食べましょ?」

俺は背中を押されてそのまま椅子に座る。

「でも荷物「いいからいいから。さ、食べましょ?」

俺は言われるがままに飯を食った。

俺は今実家に帰ってきた。

俺の実家は聖陵から離れていて4つも隣町にある。

で、俺は聖陵に通えないから転校してきた訳。

「でも寂しいわね……せっかく帰って来たのにあと一週間したら出発なんて」
「まぁ風磨が決めたことに俺達が言ってもしょうがない。風磨はちゃんと俺達の為に出発してくるんだから感謝だろ?」
「そうね……」

俺の実家は有名な大学病院を経営している。

つまり俺の親父は医者ってことだ。

そして俺は一人っ子。

俺が継がないと誰も継げない……

だから俺は医者になるんだ。

だが医者になるには高校を卒業して医大に行かなければならない。

日本で一番偏差値が高い高校は聖陵だった。

でもそこを辞めたなら違う高校に行かなければならない。

が、ここの近くには聖陵以外賢い高校なんてない。

だから俺は……アメリカの高校に転校するんだ。

「アメリカなんて怖いから金髪なんて落としていきなさいよ?」
「わかってるって」

元からアメリカ人って髪金の人いるけどな……

俺は食事を終えて二階にある自分の部屋へ向かった。

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