[完]俺様くんがスキなんです!!
ーカランコローン♪
私の開けたドアが来店を知らせる。
その瞬間
「あ、美紅ちゃんこっちこっち!!」
輝かしい笑顔で私に手を振る健人くん。
そんな健人くんに私は手を振らずそのまま健人くんがいる席に座る。
「寒くなかった?」
そんな健人くんの優しさに……
「うん、平気」
私は平然として嘘をつけるんだ。
なのに健人くんは
「そっか、ならよかった」
そう言って優しく笑いかけてくれるんだ。
こんな健人くんだから留衣が好きになったのはわかる。
けれど、今現在になって健人くんは……私にとって申し訳ない存在にしか思えない。
その輝かしい笑顔を直視出来ないんだ。
それはきっと私はもうあの時とは全然違うから……
「俺コーヒー頼んだけど、美紅ちゃんは?」
「……カフェオレ」
「ん、わかった」
そしてそのまま健人くんは店員さんにカフェオレを頼む。
本当に私は何も見えない。
ただ目の前は暗く見えるだけ……
「ねぇ、本題に入っていい?」
聞きづらそうに私に聞いてくる。
「うん」
すると健人くんは安心したように笑って本題の話をしてくれた。
私の開けたドアが来店を知らせる。
その瞬間
「あ、美紅ちゃんこっちこっち!!」
輝かしい笑顔で私に手を振る健人くん。
そんな健人くんに私は手を振らずそのまま健人くんがいる席に座る。
「寒くなかった?」
そんな健人くんの優しさに……
「うん、平気」
私は平然として嘘をつけるんだ。
なのに健人くんは
「そっか、ならよかった」
そう言って優しく笑いかけてくれるんだ。
こんな健人くんだから留衣が好きになったのはわかる。
けれど、今現在になって健人くんは……私にとって申し訳ない存在にしか思えない。
その輝かしい笑顔を直視出来ないんだ。
それはきっと私はもうあの時とは全然違うから……
「俺コーヒー頼んだけど、美紅ちゃんは?」
「……カフェオレ」
「ん、わかった」
そしてそのまま健人くんは店員さんにカフェオレを頼む。
本当に私は何も見えない。
ただ目の前は暗く見えるだけ……
「ねぇ、本題に入っていい?」
聞きづらそうに私に聞いてくる。
「うん」
すると健人くんは安心したように笑って本題の話をしてくれた。