[完]俺様くんがスキなんです!!
「……そんな言葉信じられない」
私を信じさせようとするんだ……
私は簡単に信じないけど……
私をそうやって試すんだ。
「信じろよ」
……やめて……
「信じてみろよ俺のこと」
どうして彼はこんなに私を苦しませるの?
「信じろ。俺が美紅を守る」
どうして約束出来ないようなことを
軽々と言うの?
「俺は美紅を信じる。
だから美紅も俺を信じろ」
「やめてよっ!!」
私は勢い余って後ろを振り返り大声で叫ぶ
「信じるなんて言わないで!!
その言葉は一番嫌いよ!!
私は絶対に風磨を信じられない!!
風磨も絶対に私を信じちゃダメ!!」
「俺は何があっても必ず美紅を信じる」
その真っ直ぐな瞳に吸い込まれるようになる
風磨には何もかもわかっているように……
「風磨はバカだね。
どうせ私に失望するよ……
この先何があるかわかんない」
「たしかにわからない、
けどたとえ美紅がどこかに行っても
美紅を探し続ける」
本当に嫌……
本当に風磨は嫌い。
だって私を変えようとしているんだから。
「そんなこと出来る訳ない!!」
「出来る
俺は出来るんだ。
だから美紅、俺を信じろ」
「……どうして……?」
「一度でもいい
俺を信じてみろ
俺が必ず美紅を幸せにする、信じてくれ」
そんな言葉に何も言葉が出て来ない。
私はどうしたらいい?
信じたくない……
だけど信じたい気持ちもある。
もう一度笑いたい……
けどまた恐怖が襲ってくると思うと何も出来ない。
私はどうしたらいい?
誰か……答えを教えて……
「美紅はもう頑張りすぎだ
少しは人を頼れ」
頑張りすぎ……?
「頑張りすぎじゃない
私はまだまだ働ける。たくさん動ける」
「そんなの自分に言いかけているだけだ。
もう美紅は自由になれ」
自由になんて、なれない
「私は精一杯生きてきた
けど、何も苦痛なことなんてなかった」
「嘘言うな
美紅あれから一度でも人を頼ったことあるか?
世界は美紅がいる世界より全然広い
美紅が思っているより
世界にはたくさんの人がいるんだ。
美紅はずっと一人で闘ってきたんだ
もう自由になれ、誰かを頼れ。
俺が嫌なら留衣を頼れ。
それじゃないと……美紅死ぬぞ?」
“死ぬ”
その言葉に異常なくらい体が反応した。
それは私が行きたかった世界。
行きたかったけど行けなかったのは
私が弱いから。
どうせ誰も私を必要としていない。
留衣は健人くん一筋だし。
それなら家族の元に行ったほうがいい。
私が弱くて行けないならば
楽に死ねばいい。
たくさん働いて、ヘトヘトになりながらも働いて
お母さんと同じように
「死ぬのもいいかもね」
……次の瞬間私の左頬に激痛が走った。
私を信じさせようとするんだ……
私は簡単に信じないけど……
私をそうやって試すんだ。
「信じろよ」
……やめて……
「信じてみろよ俺のこと」
どうして彼はこんなに私を苦しませるの?
「信じろ。俺が美紅を守る」
どうして約束出来ないようなことを
軽々と言うの?
「俺は美紅を信じる。
だから美紅も俺を信じろ」
「やめてよっ!!」
私は勢い余って後ろを振り返り大声で叫ぶ
「信じるなんて言わないで!!
その言葉は一番嫌いよ!!
私は絶対に風磨を信じられない!!
風磨も絶対に私を信じちゃダメ!!」
「俺は何があっても必ず美紅を信じる」
その真っ直ぐな瞳に吸い込まれるようになる
風磨には何もかもわかっているように……
「風磨はバカだね。
どうせ私に失望するよ……
この先何があるかわかんない」
「たしかにわからない、
けどたとえ美紅がどこかに行っても
美紅を探し続ける」
本当に嫌……
本当に風磨は嫌い。
だって私を変えようとしているんだから。
「そんなこと出来る訳ない!!」
「出来る
俺は出来るんだ。
だから美紅、俺を信じろ」
「……どうして……?」
「一度でもいい
俺を信じてみろ
俺が必ず美紅を幸せにする、信じてくれ」
そんな言葉に何も言葉が出て来ない。
私はどうしたらいい?
信じたくない……
だけど信じたい気持ちもある。
もう一度笑いたい……
けどまた恐怖が襲ってくると思うと何も出来ない。
私はどうしたらいい?
誰か……答えを教えて……
「美紅はもう頑張りすぎだ
少しは人を頼れ」
頑張りすぎ……?
「頑張りすぎじゃない
私はまだまだ働ける。たくさん動ける」
「そんなの自分に言いかけているだけだ。
もう美紅は自由になれ」
自由になんて、なれない
「私は精一杯生きてきた
けど、何も苦痛なことなんてなかった」
「嘘言うな
美紅あれから一度でも人を頼ったことあるか?
世界は美紅がいる世界より全然広い
美紅が思っているより
世界にはたくさんの人がいるんだ。
美紅はずっと一人で闘ってきたんだ
もう自由になれ、誰かを頼れ。
俺が嫌なら留衣を頼れ。
それじゃないと……美紅死ぬぞ?」
“死ぬ”
その言葉に異常なくらい体が反応した。
それは私が行きたかった世界。
行きたかったけど行けなかったのは
私が弱いから。
どうせ誰も私を必要としていない。
留衣は健人くん一筋だし。
それなら家族の元に行ったほうがいい。
私が弱くて行けないならば
楽に死ねばいい。
たくさん働いて、ヘトヘトになりながらも働いて
お母さんと同じように
「死ぬのもいいかもね」
……次の瞬間私の左頬に激痛が走った。