いつも同じ空の下で


2人をくっつける、ナイスな提案だと思ったのに

まさかのユウキの妨害でずっしりとした気持ちになりながら返事をした


と同時に予冷のチャイムが鳴った





「じゃっ!また放課後な」


その音を聞いて弾ける様に、ハヤトは教室から出て行った




「――もう~ユウキったら、あんな言い方したらハヤト可哀想じゃん~」

「なにが可哀想なの~?アイツがいたらケーキ何個も食べれないじゃん!食べたらどうせ、『そんなに食うと太るぞ』なんて言い出すんだよ!絶対!」



乱れた髪を直しつつ、ハムスターみたいにホッペを膨らまして怒っているユウキ



それでハヤトには来るなって言ったのか・・・



「本当、食べる事に命懸けてるよね~ユウキって・・・」



さすがのアヤカも少し呆れ気味でユウキを見ていた



「まぁ..今回のケーキは3人って事で!土曜日は他校で練習試合だから無理だけど、日曜日は午前中に部活終わるから、午後に駅で待ち合わせして行こうよ」



まぁ今回は仕方ないと、少し溜息交じりで話をまとめた



「今回だけじゃなくて、これからもだよ!」




と横では未だにユウキが喚いてたけれど
< 10 / 351 >

この作品をシェア

pagetop