いつも同じ空の下で
「私・・・ヨシキとなら・・いいよ」
「――本・・・当?」
そう言うヨシキは少し心配そうに私の顔を見つめる
それでも、恥ずかしくて、もうこれ以上声のでない私はコクンと頷いた
その瞬間、優しく包み込む様にヨシキに抱きしめられた
「いいの? 途中で止めてって言っても、止めれないよ?」
耳元でヨシキの声がする
その甘い声に、ゾクゾクと背中が疼く
大好きなヨシキのすべてを見たい
ヨシキに――愛されたい
緊張で固まる体を総動員して、コクッと小さく頷いた
すると、抱きしめていた腕を緩めて私を見つめてくるヨシキ
透き通ったグレーの瞳に、プラネタリウムの星が輝いている
そして、その中で不安そうに見上げる自分の顔が映っていた