いつも同じ空の下で
「――・・・ジュリ」
恋しそうに、そう呟いたかと思ったら、優しい触れるだけのキスをしたヨシキ
それでも、だんだんと深くなっていくキス
糸を引いて離れた唇は、頬を伝って降りていく
チュッと音を立てて、私の首元にヨシキの唇が触れる
その瞬間、思わず体に力が入った
「ジュリ。怖がらないで」
そう言って私の手を握るヨシキ
その手を握りしめて、ぎゅっと瞳を閉じた
私の体を舐めまわす様にヨシキの唇が這う
まるで自分がアイスクリームになった様な気分になる
「ジュリ。せっけんの匂いがする」
私の耳元でそう囁くヨシキの声に、胸の奥がキュッと縮まる
ゾクゾクと駆け上がってくる甘い疼きに、閉じていた瞳をより強く閉じる
「もっと見せて」
そう言って私の服に手を滑り込ませたヨシキ