いつも同じ空の下で
そんな思いを込めて、ギュッとヨシキの腕に抱きついた
「ずっと側にいるからね」
ヨシキの顔を見ずに、小さくそう呟いた
すると、まるでコアラの様に抱きつく私の髪を優しく撫でたヨシキ
温かくって、大きな手が私の頬を撫でる
「ありがとう。ジュリ」
大好きな声が鼓膜に響いて
胸が締め付けられる
―――この時は、ずっと一緒にいられるものだと思っていた
こうやって手を取り合って歩いて行けるものだと
ううん。
それが当たり前だと思っていた
明るい未来が私達の前に輝いて見えた
離れるなんて、考えられなかった
離れては、生きていけない程にヨシキは私の一部になっていた
きっとヨシキも・・・そう思ってたよね