いつも同じ空の下で
――買い物当日。
前日にヨシキからは、それとな~く足のサイズは聞き出せた
クリスマスまで、まだ先なのに街のイルミネーションを見て心が躍る
彼氏にプレゼント買うなんて初めてな私はウキウキして仕方ない
「ジュリ、ニタニタしないの」
すると、突然厳しいツッコミがユウキから入る
その言葉で、自分の顔がだらしなかった事に気づいて急いで引き締める
「いいなぁ~、ジュリは。私は今年も家族とクリスマスだよ~」
そんな私の姿を横目で見て、あからさまにガッカリした様子のユウキ
――ハヤトと過ごせばいいのに。
と言いかけたけど、また張り手をくらいそうでグッと言うのを我慢した
それからしばらくして、待ち合わせの場所に駆けてきたアヤカ
「おまたせ~!!」
「私達も今来た所なの」
「よし!! 全員集合だね。じゃぁ行こっか!! ケーキを食べに!!」
「バカ。それは後からよ」
「え~」
唇を尖らせて拗ねるユウキをケラケラと笑う
それから寒空の中、はしゃぎながら私達はお店へと向かった