いつも同じ空の下で


そして、あっという間に日は過ぎて

迎えたクリスマス当日






「お母さーん!! ここに置いてあったネックレス知らない!?」



案の定バタバタと用意する私

昨日のうちに準備したはずなのに、足りないものが多すぎてパニックになる



うぇーん!! なんで私っていつもこうなの~!?



お母さんの一喝する声を聞きながら自己嫌悪になる

それでも、休む事なく家の中を駆け回る


早くしないと、ヨシキが来ちゃう!!



余裕を持って準備を始めたのに、結局バタバタしているうちに約束の6時になっていた

すると



――ピンポーン



突然家のチャイムが鳴って、動かしていた手を止める



ヨシキだっ



なんとか用意が整った私は、最後に姿見で最終チェックをして

急いで玄関へと向かった
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