いつも同じ空の下で


――そう。

今日は朝からブツブツと自己紹介の時の練習をしたりして、家の中をウロウロと動き回ってた

心配性の私は、こうやって予行練習をしないと不安で不安で仕方ない



――じゃぁ、みんないつも以上にヨシキに絡みまくってたのは・・・




私の緊張をほぐす為?




「きっとジュリの緊張を和らげようと、ワザとあぁやって接してくれてるんだよ」

「――」



優しくそう言って、ポンポンと私の頭を優しく叩くヨシキ



お母さん達、緊張しまっくってる私を見てワザと・・・?



そう思うと嬉しくて、胸の奥がポカポカと温かくなった

それと同時に、さっきまで緊張していたのがウソの様に消えていった




ありがとう・・・みんな





「よし。じゃぁ、行こうか」

「うんっ」




それから手を繋いで、私達はヨシキの家へと向かった

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