いつも同じ空の下で
―――――
――・・・
「あはははははっ!!そりゃ恥ずかしいわ!!そんな大量のサンドイッチ、さすがの私も1人じゃ食べれないよ!!」
そう言って、豪快にお腹を抱えて笑っているユウキ
駅から青凌高校までの道のりで、さっきの事件をユウキに事細かく話した――――らこの結果
「そんなに笑わないでよ!!すっごく恥ずかしかったんだから~!!」
「まぁまぁ。サンドイッチは一緒に食べてあげるから!!おばさんのサンドイッチ美味しいから大好きっ」
思い出して再び真っ赤な顔になった私を横目に、嬉しそうに微笑むユウキ
「この恥ずかしさを試合にぶつけるんだ!!――――ってもうこんな時間じゃん!!急がなきゃ! 走るよユウキ!!」
「え!? 嘘っ、待ってよ!!」
たまたまチラッと見た携帯の時計は8時50分だった
集合時間まで時間がない
話すのを中断して私達は青凌高校まで全力疾走した
◇
なんとか時間ギリギリに着いた私達
もう既に集まっていた部員達の「遅い~」コールに謝りつつ校舎の中に入っていった
噂通り去年改築した校舎はピカピカだった
そして、さすが私立だけあって校舎がめちゃくちゃデカイ・・・
校門を抜けてやっと玄関に入ると、トロフィーやら優勝旗が沢山並べられていた
部活にも相当力入れてるんだぁ~
なんて思いながらみんなの後について、なんとか体育館に着いた
「お願いしまーす」
体育館に入る前に一礼して入ると、ビックリした
桜華高校の2倍はあるだろう体育館
2階には広い観覧席がある
床も磨かれてピカピカで、歩く度にきゅっきゅといい音がする
こんな体育館で毎日練習できるなんて、羨ましい...