いつも同じ空の下で


―――――
――・・・



「あはははははっ!!そりゃ恥ずかしいわ!!そんな大量のサンドイッチ、さすがの私も1人じゃ食べれないよ!!」



そう言って、豪快にお腹を抱えて笑っているユウキ

駅から青凌高校までの道のりで、さっきの事件をユウキに事細かく話した――――らこの結果




「そんなに笑わないでよ!!すっごく恥ずかしかったんだから~!!」

「まぁまぁ。サンドイッチは一緒に食べてあげるから!!おばさんのサンドイッチ美味しいから大好きっ」



思い出して再び真っ赤な顔になった私を横目に、嬉しそうに微笑むユウキ



「この恥ずかしさを試合にぶつけるんだ!!――――ってもうこんな時間じゃん!!急がなきゃ! 走るよユウキ!!」

「え!? 嘘っ、待ってよ!!」



たまたまチラッと見た携帯の時計は8時50分だった

集合時間まで時間がない


話すのを中断して私達は青凌高校まで全力疾走した









なんとか時間ギリギリに着いた私達

もう既に集まっていた部員達の「遅い~」コールに謝りつつ校舎の中に入っていった




噂通り去年改築した校舎はピカピカだった

そして、さすが私立だけあって校舎がめちゃくちゃデカイ・・・


校門を抜けてやっと玄関に入ると、トロフィーやら優勝旗が沢山並べられていた



部活にも相当力入れてるんだぁ~



なんて思いながらみんなの後について、なんとか体育館に着いた




「お願いしまーす」




体育館に入る前に一礼して入ると、ビックリした


桜華高校の2倍はあるだろう体育館

2階には広い観覧席がある


床も磨かれてピカピカで、歩く度にきゅっきゅといい音がする



こんな体育館で毎日練習できるなんて、羨ましい...



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