いつも同じ空の下で
あの日を終えてからも、いつもと変わらない日が続いた
ただ1つ違う事は、星野さんからメールが来るようになった事
頻繁に送られてはこないものの、たまにご飯を一緒に食べようと誘われた
ユウキ達は付き合っちゃえば!? とか言ってたけど、星野さんはなんかそんなのとは違う様な気がする・・・
そして今日も、一緒にご飯を食べてる
「あ~美味しかった。私ここのオムライスずっと食べたかったんですよ」
パンと顔の前で手を合わせて、目の前に星野さんに微笑む
「車がないと、ここに来るの難しいもんな」
満足そうにしている私を見て、少し唇の端を上げる星野さん
――そう
最近は頻繁に、こうやって笑ってくれる様になった
なんだか星野さんに近づけた様な気がして嬉しかった
そんな事を思ってニコニコしていると
「なぁ、この後少し空いてる?」
机の上の水をゴクゴクと飲みながら星野さんが私の目を見て話している
「空いてますけど・・どしたんですか?」
いつもはご飯を食べたら、すぐに帰る私達
どしたんだろ
「この近くに夜景の綺麗な所があるんだってさ」
「夜景!?」
「お前、この前見てみたいって言ってただろ」
「はい!! 言いました!! 見たいです!!」
思ってもみなかった星野さんの提案に心が躍る
雑誌で見て、ずっと行きたかったんだよね!!
それからお会計を済ませて、星野さんの車に乗る
今では助手席に乗るようになった私
まぁだいぶ星野さんに文句を言われたからだけど・・・