いつも同じ空の下で
「お疲れ様です‥」
そう呟いて休憩室に入ると、ユウキが1人でお昼ご飯を食べていた
「あれ? ジュリも休憩入れたの?」
「星野さんが今混んでないから行ってきていいって」
トボトボ歩きながらユウキの元まで歩み寄り、ストンと隣に腰かけた
そんな、私を見てユウキが首を傾げた
「どしたの?」
「――ヨシキに・・・会った」
「え!? いつ!?」
私の言葉を聞いて、ユウキは手に持っていたパンを机に乱暴に置き、私の方に体を向けた
「今。お客さんとして来たの」
待ってる。と言ったヨシキの心が分からない
そして、私自身の心も分からない
会いたいけど、会って話すのが怖い
頭の中はグチャグチャだった
「それでね―――」
一人では絶対に答えが出ないと思って、ユウキに話を聞いてもらう事にした
私の今の気持ち
文化祭での女の子の話
ユウキは、下を向きながら話す私を真っ直ぐ見つめて
うん。うん。と相槌をうちながら聞いてくれた