いつも同じ空の下で
――季節は冬
外ではクリスマスの用意で賑い始めていた
街は活気に溢れていて、イルミネーションが本格化してきた
それと同時に、私も大学受験のラストスパートをかける
といっても、地元の大学だからそうそう落ちる事はないみたいだけど
一応ね・・・
◇
カリカリと机に向かって問題集を解く
静かな部屋に、時計の音とペンを走らせる音だけが響いていた
「ジュリ。休憩にしない?」
すると、隣で英語のヒヤリングをしていたヨシキがイヤホンを外して「う~ん」と大きく背伸びをした
「うん。そうする~」
私もつられて背伸びをして、固まった肩をグルグルと回した
最近の私達の日課
それは
ヨシキの家で、お勉強
と、イチャイチャ。