いつも同じ空の下で


「いつ!?」



高鳴る鼓動を抑えて、アヤカに詰め寄った

そんな私と同じ様に興奮しているアヤカは、目をキラキラさせて同じ様に私に詰め寄った



「今度の土曜日だって! それも青凌高校の体育館で! たぶん1時ぐらいからだってさ」



1時―――。

土曜は午前中に部活が終わるから、ギリギリ間に合うはず




「わかった。部活終わったらダッシュで行くね!!」

「うん!! 会えるといいね」

「ありがとう~アヤカ」



そう言ってアヤカを抱きしめて、一緒にぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んだ



ヨシキに会える――

そう思っただけで、胸の奥がきゅ―っと締め付けられるような気がした




土曜日。会えるといいな・・・


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