いつも同じ空の下で


「え、私それタカシと行くよ。あ!! じゃぁさ、ヨシキくんとハヤトくんも誘って、みんなで行こうよ!!」

「あ、いいねぇ~。ヨシキに聞いてみるよ!!」



アヤカのナイスアイディアを聞いて、携帯を開いて早速ヨシキに花火大会の事をメールで聞いてみた




「ちょっと、待ってよ!! なんでそこにハヤト?」



すると、不満ダダ漏れのユウキが盛り上がっている私達の会話を静止した



「だって、ユウキ1人じゃ可哀想でしょ。どうせハヤトくんも近所なんだから呼べばいいじゃん」



と、もっともらしい事を言ってユウキを丸め込もうとするアヤカ



ナイス、アヤカ






「そりゃ・・・私1人余るけどさ」

「ごちゃごちゃ言わないの。ハヤトには私から言っておくね。はい!! 決定~~」



納得いかない様子のユウキに、これ以上文句を言われないように、会話を強制終了させた私

隣ではニタニタとアヤカがユウキを見つめている



ユウキは、え―――っ!!と、ダダをこねていたけど

最後は「かき氷おごらせてやるっ」と開き直っていた



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