いつも同じ空の下で



「お父さんも、もうすぐ帰ってくるみたいだから、みんなで食べましょ」



おもてなし好きのお母さんはともかく、お父さんは私が彼氏なんて連れてきてたらどんな反応するのかなぁ


なんだか想像もつかないや



そんな事を思っていると、お風呂から上がったヨシキがリビングに入ってきた




「お風呂、ありがとうございました。すごく温まりました」




そう言って礼儀正しくお辞儀をするヨシキ

お父さんのTシャツも、ミズキの短パンも身長の高いヨシキからすると、少し小さい様に見えたけど

それでもスタイルがいいヨシキは不思議ときまって見えた



そんなヨシキにコソコソと近寄り、夜ご飯の件を伝えると、ブンブンと遠慮して首を振っていたけど

先程同様、お母さんのペースに持っていかれ、結局うちで夜ご飯を食べる事になった




「いいのかな..」

「うちは大丈夫だけど、ヨシキは大丈夫?」

「緊張するけど――大丈夫」




カチカチになったヨシキを見て、思わず吹き出しそうになる私

そんな私を見て、子供の様に口を尖らせたヨシキは、本当に可愛かった


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