いつも同じ空の下で



「――んんっ」



繰り返されるキスに、足がガクガクして立っているのがやっとの私を

ヨシキがギュッと抱きしめてきた



ヨシキの体から香る、シトラスの香りに胸がいっぱいになる





「―――ハァッ」

「ジュリ、口開けて」




少し息の上がっているヨシキが、少し唇を放して、息の下でそう言う

頭がぼーっとする私は、ヨシキに言われるがまま、ギュッと閉じていた唇を少しだけ開いた



すると、ヨシキの舌が私の唇を割った入ってきた



「―――んんっ」




私の口の中で動き回るヨシキの舌

私の舌と絡めてきたと思ったら、私の歯をなぞる様に舐めるヨシキ




「―――っっ」




もう限界っ!!

立ってられないよっ!!




そう思った瞬間、ガクッと足の力が抜けて床に倒れそうになった

すると唇が離れて、ガシッとヨシキが片腕で倒れた私を受け止めた



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