いつも同じ空の下で



すると、ヨシキは少し目を丸くしてから、いつもの優しい目をして、チュッと触れるだけのキスをした




それから電車に乗って、ユウキ達の待つ駅へと向かった私達

予想した通り、電車の中や駅は花火大会へ向かう人達で溢れかえっていた



「ジュリ。大丈夫?」



慣れない浴衣に四苦八苦している私を見て心配そうに何回も振り返るヨシキ

その姿に心配かけないようにと、ニッコリ笑って頷いた



「うん、大丈夫。あ、ユウキ達改札の近くにいるみたい」



ガヤガヤと騒がしい駅の中を大きな声を出してヨシキにそう話す



「分かった。行ってみよ」



そう言って、はぐれない様にしっかりと手を繋ぐ私達

それから、人混みに流される様に進んでいると



「ジュリ~!! こっち~!!」




丁度改札を出た所で、ユウキの叫ぶ声が聞こえて辺りをキョロキョロと見渡す

すると、改札を出てすぐの所にユウキ達4人の姿が見えた


そして、いつもより小股で私とヨシキに駆け寄ってきた


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