【完】蘭蝶~愛されない姫は女総長様~
私は、あの人たちが帰ったから春ちゃんの病室に入った。
私の病室とは何かが違う。
すごく薄暗くて、機械がたくさんある。
でも、それくらい春ちゃんの怪我は重大なんだなと実感する。
ポタッ……ポタッ……
春ちゃん、ごめんね。
撃たれたところ痛かったよね。
愛菜「春ちゃん……春ちゃん、早く起きて……っ」
溢れてくる涙は止まらない。
愛菜「私に早く笑顔を見せて」
私の大好きなあなたの笑顔を。