【完】蘭蝶~愛されない姫は女総長様~
なんで………なんで由衣は……………。
そんなに優しいの?
自分の気持ちを犠牲にしてまで………。
由衣「愛菜、幸せに……大事に出来なくてごめんね…」
ううん、私は十分、由衣に大事にされたよ。
すごく幸せだったよ。
愛菜「由衣ありがとう。私、由衣のこと好きだったよ。じゃあ、これからは良い仲間でいようね」
そう言って私は空き教室から出た。
チラッと見たら由衣から一筋の綺麗な涙が出ていた。
由衣は私のためにここまでしてくれた優しい人。
どうか由衣が私以外の良い人を見つけて、幸せになれますように。