【完】蘭蝶~愛されない姫は女総長様~
由衣「僕さぁ、愛菜のことどうでもよくなったんだよね」
どうでもいいわけなんかないよ。
すごく大事。
僕は思っていることと、逆のことを言う。
由衣「何か、もう好きじゃなくなった」
本当は好き。
出来ることなら別れたくない。
由衣「愛菜なら、すぐに僕以外に良い男が現れるよ」
愛菜には春斗くんがいるよ……。
由衣「愛菜、別れよっか」
この言葉を言葉にした途端に泣きそうになった 。
自分が言った言葉なのに。