【完】蘭蝶~愛されない姫は女総長様~
綾沼「ほぅ、それなら私も協力しよう。けどなんで1人でそこまでするんだね?」
光「僕、あーちゃんが好きなんです」
僕の言葉にあまり驚かない社長。
綾沼「だったらそのままの方が光くんにとっては良いんじゃないのか?」
その言葉に僕は首を横に振る。
光「僕、笑顔のあーちゃんが好きなんです。だから悲しい顔してるの見てられなくて…」
あの悲しい顔を思い出すと、胸が締め付けられそうになる。
綾沼「そんなにアリスが好きなんだね。よし、君たちのためにも明後日にでも実行させようか」
社長の言葉に僕は静かに頷いた。