【完】蘭蝶~愛されない姫は女総長様~
光「あれはアリスさんが転けて支えたところをたまたま撮られただけです」
まさか、あの時に写真を撮られてたなんて思わなかったよ。
「でも2人でいたのは事実ですよね!?」
どこから、そんなに質問が出てくるの。
僕は記者たちにバレないように小さく溜め息をつく。
光「それは事実ですけど、あくまでも仕事仲間として一緒にいただけです」
これは半分嘘で半分本当のこと。
あーちゃんからしたら、僕は仕事仲間だもん。
けど、僕からしたらとても大切な人。
決して交わることのない気持ち。