【完】蘭蝶~愛されない姫は女総長様~
って、呑気に自分の紹介してる場合じゃなかった。
あと30分で学校に行かなきゃ。
私は度の入っていないメガネをかけ、黒髪のボサボサなウィッグを被ってから学校の制服に着替えた。
タンタンタンッ
あー、今日はご飯食べていく暇がないよー(泣)
下のリビングに行くと、親たちは私の義理の弟の春斗と話していた。
親たちは私に気付いてチラッと見たけど、またすぐに春斗の方を見た。
毎日のように私は親たちに無視されて空気のように扱われている。
別にどーでもいいけどね!