あくまでも骨董屋です。

ーー 4年後。

「馨、綺麗!」
「美香!来てくれてありがと!」

私は純白のウェディングドレスに身を包んでいた。

「いやー。まさか馨に先越されるとは思わなかったわー」
「なんですとー?私だって頑張ったんだから、少しは褒めてよね」

取り引き先で知り合った営業マンとの恋愛が叶い、無事結婚に辿り着いた。

これがゴールじゃないけど、幸せになる努力を怠らなければ大丈夫だと信じている。


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