~時恋~ トキコイ


 歩いて15分ほど。


 暁の生家に着いたものの、沙織は驚いていた。


「でか!!」


「まぁ、俺の一族全員この敷地内に暮らしてるからな」


 まるで平安時代の寝殿造のような広さに沙織は愕然とした。


 その一方、暁はどんどん先へと進むのを沙織は慌てて追いかけた。

< 12 / 18 >

この作品をシェア

pagetop