Real-リアル-
そして、入学式が終わり、教室へ戻って、帰りの会が終わり、今は下校。
私は、3組へと向かった。
「あ、いた、美由ー!!奈々ー!!」
私の親友、美由と奈々は隣のクラスの3組だった。
「愛奈と離れちゃったねー」
「同じがよかったなぁー」
美由と奈々が言う。
「軽くショックー。私のクラス、仲良い人あんまりいないしー。」
本当に仲良い人がいない。
愛里ぐらい。
「えー、でも愛里いるじゃん!!」
いや、そうだけどさ。
「うーん、それがさぁ、聞いてよー!!」
私は、美由と奈々に、思っていることを話した。
実は、帰りの会が終わったあとも、愛里に話しかけたけど、急いでるからと言われ、話せなかった。
「……みたいな感じでさ、愛里が冷たいから、仲良い人いなくて。はぁー、友達作りしなきゃあー。」
「深く気にすることないよ!何かあったらうちのクラス来ればいいし!」
美由はそう言ってくれた。
2人ともありがとうぅぅ!
2組で友達作りがんばるー。
そうして、私の中学生生活が始まった。