うん、きっとこれが運命ってやつだ。
文系眼鏡君
~ももside~ in学校
私は、胸をはずませながら、登校した。
そして、学校前に到着するとテンションも上がるわけです。
唯「ここかー、篠春高校!ももー!私達ももう高校生だね♪」
も「だね~♪へへへ~♪」
唯「ちょっと、また妄想してんのー?」
とさらさらの黒いロングの髪をなびかせ、ニコニコしながらきいてくるのは私の親友の唯ちゃん(琴原唯 ことはらゆい)。
彼女は、私の自慢の親友だ。美人で、スタイル良くて、竹を割ったような性格でかっこいい。
優柔不断で、アホな私の憧れなのだ。
しかし、彼女はそれをとても気にしている。男達に女って思われていないんじゃないかと。
...でも、そこまでスタイル良くて胸も大きかったら、男達に男に思われるはずはない。
唯「1-Cってここだ!」
も「同じクラスだ!」
親友とも同じクラスになれて、いいスタートが切れると思ってました。
♪キーンコーンカーンコーン
宮「席につけー!HRはじめるぞ!えー、このクラスの担任の宮川太一だ。一年間よろしく!」
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宮「以上でHRは終わりだ。次は入学式だ!名前を呼ばれたら、大きい声で返事しろよ!小さかったらしばく!」
唯「なんか、熱血で怖い先生になっちゃつたね。」
も「うん、怖い。((ブルブル
唯「震えてんじゃん!?大丈夫?」
?「これ、落ちました。」
と言われたので、ふと後ろを振りかえると...
眼鏡をかけた黒髪の男子が優しくほほえんでいる!いわゆる文系男子ってやつなのか!?
も「え?あ、ありがとうございます。」
名札には葉沼智也(はぬまともや)と。
それにしても...影うすっ!こんな人いたっけ?しかも、同じクラス!?
も「葉沼智也(はぬまともや)...どこかで聞いたことがあるような...。」
智「え!もしかして僕のこと覚えててくれたんですか?棚咲さん!」
も「え?なんで私の名前知ってるんですか?」
智「忘れちゃったんですか!?」
も「今までで関わったことあったかな?」
智「あるじゃないですか!ほらっ!幼稚園のときですよ!」
も「よ、幼稚園?う~ん、、、あああああ!ともくん!えええええ?何で!?嘘!?」
智「嘘じゃありません。何でここにいるかですか?」
も「いやっ!そこじゃなくて!っていうかもしや天然?」
私は小さい時、家が貧乏だったため、お兄ちゃんが通っていた、男子ばかりが通う安い幼稚園に通っていた。
いわゆる、ハーレムって言うんですかね。
その時のともくん!?
あんなにやんちゃで、敬語なんか使ってなかったのに、なぜ?
も「ほんとにともくんですか?」
智「はい。ともくんです。」
私は驚愕した。
初恋の人がこんなにかわってしまうなんて。