うん、きっとこれが運命ってやつだ。



 ~ももside~ in学校



も「い、いや。別に。」



?「もしかして、お前教室がどこか分かんねーの?」



会ってそうそう何ですか?この人は!



も「なっ!?教室ぐらい分かります!」



?「ふっ!あっそ!」



しかも今、鼻で笑われた!?



あ、でもこの人に体育館どこにあるか聞いた方が手っ取り早いんじゃ...。

も「い、いや。あのっ!」



?「は?まだ何かあんの?ウザいんだけど。」



ひどっ!



も「...何でもないです!」



あぁ、馬鹿だ...。聞けばよかった。



いや!こんな人に聞くくらいなら!



...そして、ようやくバスケ部が朝練している体育館に着きました。



ダムダム キュッ



も「おー!朝からすごい!」



女達「きゃああああ!棚咲く~ん!」



...えっ!?棚咲君って、



お兄ちゃんのこと!?



あんなに女子達から声援を受けてるなんて...。



ピーーーッ!



監督「はい!休憩!」



も「あ、おにい」



ダダダダダダダダダダッ!=З



あれ?この感じ、どこかで...。



も「いてて~...。」



案の定、またまた瀬戸君のときのように、女子達に吹っ飛ばされました。



女1「あの、棚咲君!このタオル!」



女2「棚咲君!このジュースも!」



ざわざわざわざわ



も「あ~これじゃ無理だな~...。」



あ「あれ?もも?何でここにいんの?」



あれ!?気づいた!



も「だって、お弁当忘れてったじゃん。」



女1「ねぇねぇ!あの人何!?」


女2「まさか、彼女!?」


女3「お弁当作ってるって!?」


ひそひそひそひそ



あ「あ~!ありがとう!わざわざ持ってきてくれて!」



も「ほんとだよ!お兄ちゃん!」



女達「妹か~...。よかった~。」



竜「相変わらずモテてんなぁ!あき!あれ!?妹!?」



あ「竜太(りゅうた)ってば!...まーな!ははっ!あぁ!コイツは俺の妹のもも!」



監督「はい!じゃあ練習再開するぞー!...あっ!なんと入部希望の1年の子が、朝練に参加したいと言って来てくれた!...でも今日は、いきなり練習じゃなくて見学ということで。分かったか?見学してろよ!葵!」



葵「...はい。((あ~あ、練習に参加したかったな。」



も「1年生...知ってる人かな?...ってあああああああ!朝のやつだーーーー!」



目の前には、朝のアイツが立っていました...。




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