うん、きっとこれが運命ってやつだ。



~ももside~ 帰り道



♪プルルルルルルルルル!



も「うわぁ!!!!」



ケータイの着信音でした。



も「あ~。びっくりした~。えっと、もしもし?ハァハァ。」



智『もしもし。棚咲さん?』



も「えっ?葉沼君!?」



智『はい。...というか大丈夫ですか?息荒れてますけど。』



も「あっ!え~と、何でもない何でもない!大丈夫!大丈夫!で、何か用かな?」



智『あ、はい。あの、土曜日空いていますか?』



も「え?土曜日って明後日?なんで?」



智『幼稚園の時のあのメンバーで、再会パーティーをするんです。』



も「楽しそ~♪行く!絶対行く!」



智『そうですか!集合場所は、僕達が通っていた佐々垣幼稚園です。』



も「うん!」



懐かしいなぁ。佐々垣幼稚園。



ついでに、幼稚園にもう一人いたクラスは違ったけど、外遊びの時遊んでた女の子にも会いたいな。



っていうか、しばらく会ってないからみんな変わってるだろうなぁ。



少なくとも、葉沼君達は急激に変化してるし。



智『...あの。』



も「あ~!うん!分かった!分かった!」



智『はい。では。』



え?もう切っちゃうんだ。



相変わらずあとつけられてるし。



なんか、このまま家に向かったら家知られちゃうしなぁ。



どうしよう。



スタスタスタスタ



ついてこないでってば。



怖いよ。



智『あの、棚咲さん?』



も「た、助けて。怖いよ。」



智『えっ?何があったんですか?』



も「怖いの。」



智『落ち着いてください。今の状況を教えてくれますか?』



も「さっきから、ずっと誰かにあとつけられてて。」



智『分かりました。今、どこですか?周りにお店などありますか?』



も「篠春公園の近く。コンビニならあるよ。」



智『分かりました。コンビニで待っていてください。必ず行きます。』



早く助けて。



とにかく怖くてパニック状態です。



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