anjel







私は目を開けて、走り出した。


3年7組に行き、みっくん先輩を呼ぶ。


先輩は驚いた顔をして、そして、笑った。


「せんぱいっ……!

 私……決めました」


「うん。」


乱れた息を整えて、先輩の目を見る。


「……ボーカル、やらせてください。

 お願いします!」


そう言って頭を下げた。







 
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