anjel
最終日は体育祭がメイン。
余った時間で有志発表をする。
くじびきで、一番最後になってしまった私たち。
よけいに緊張が増してくる………!
「幸望りーん!」
バンっと私の背中をたたく、亮二先輩。
「わわっ!?」
い、痛いです!!!
「かたいかたい」
そう言って笑う、奏多先輩。
「深呼吸しろ」
翔先輩に言われ、ゆっくり呼吸する。
あ、ちょっと落ち着いてきたかも………
「ありがとうございます!」
「よし。
いよいよ、本番だ。
俺らは最後のライブになるし、
楽しくやろーぜ!!」
亮二先輩の言葉に頷く。
とにかく私は、先輩たちのライブを成功させるために
しっかりと歌わなくちゃ。