anjel







ドキドキする心臓を、必死でおさえる。


「幸望ちゃん」


「みっくん先輩」


「………″しっかり歌わなくちゃ″とか、思ってない?」


なっ!!


みっくん先輩、エスパーですか!?


「やっぱり………」


「だ、だって…」


失敗なんて、許されないもの。


「そんなこと思わなくていいから。」


そう言って私の頭に手をのせる先輩。







 
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